パート4

「夕日に向かって」の巻

流石の刑事ゲロリンも、飛行機の操縦はできなかった.
銃を抜き、飛び去る飛行機に向けた.

構えてはみたものの、撃つ気にはならなかった.
もし、撃ったとしても、弾が届く距離ではないし、どうにもならない.

刑事ゲロリンは、クルマを持ち主の元に返して、事情を説明した.
事情を聞くと、持ち主の青年は喜んで許してくれた. いいヤツだ.

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Authored by Kei and Hisashi Nakahara 2000